音楽思い入れ愛好クラブ

 妙な名前のクラブだが、これはSNSのFacebookで僕が作ったグループだ。音楽が好きな人達が集まって、楽しくお酒でも飲みながら有意義な時間を過ごしたいと思い、1ヶ月に1度、東京でオフ会も開いている(以前は池袋で現在は上野)。

 僕は1990年頃に「Finaleユーザーズクラブ」という会に所属し、長年会長職を務めていた。この会は、パソコンに楽譜作成ソフトであるFinaleの操作を習得したいという人達が参加して、月に一度の月例会を喫茶ルノアールで開き(その後は飲みに行く)、年に2回の勉強会を開いたりしていた。皆が同じ目標を持っていたので、会の趣旨も明確で発展性も感じていた。

 しかし、2000年を過ぎて僕が楽譜ソフトをFinaleからSibeliusに切り替えたことで、会長職も友人にゆずり、このグループとは距離を置くようになってしまった。現在はその友人が「楽譜ソフトユーザー会」として運営中だ。

 また、1999年頃に「Macで音楽クラブ」というアップル公認のユーザーグループにも参加した。かなり中心的な立場で関わっていたが、2007年頃に人間関係の諍いで退会する。

 その他にも楽譜作成ソフトであるSibeliusの操作を学び合うという目的で「Sibelius研究会」なるユーザーグループも作ってみた。しかしSibeliusの操作があまりに簡単で、ほとんど情報交換の必要も無いので、数年で自然消滅した。

 他にもDTMで作品を評価し合うことを目的とした「Mac Digital Musicians」(略してMDM)というグループも作ってみたのだが、主宰している自分の音楽的価値観、作曲や編曲の技法が固まってくると、アマチュアの作品に無理なことを言うようになってしまい、結局立ち消えとなった。所詮はプロの音楽家は一匹狼になりがちだ。

 そして時は2023年、すでに僕は還暦を2年も過ぎていた。思い出せば、若い頃は音楽を趣味とする人達が集まって切磋琢磨し、お酒を飲むのも楽しかった。なぜ、今はそれができないのだろうか。

 2000年から始まったコロナ禍も一段落してきたので、僕は務めていた大学の教え子に連絡をとり、「音楽思い入れ愛好クラブ」を作ってみたわけだ。

 どうしても、Facebook上の友人限定で招待しただけなので、会員数は40人そこそこ。会員の皆さんが東京やその周辺に住んでいるわけではないので、オフ会を行っても、参加できるメンバーには限りが合って、多くても4人くらいの集いとなっている。本当はLINEとかで呼びかければ、もっと人が集まるかも知れないのだが、僕はLINEをやっていないのだ。さてな、どうしようかなと思案中。

 ご興味のお持ちの方はぜひご連絡くださいませ。

2024年8月13日

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