今年に入って1月2日に中島みゆきのフィルムコンサートに行ってきた。2025年の3月に発売が予定されている「中島みゆきライブ 歌会Vol.1」という劇場用作品だ。
2020年のラストツアーが新型コロナウイルスのパンデミックのために数回だけ行って中止になってしまったので、実に4年ぶりのステージ、そしてライブフィルムとなる。フィルムって言い方は昭和っぽくて好きだ。
選曲は自分にとってのベストとは言えないけど、まさか中島みゆきともあろう人が、受けを狙って「糸」や「ファイト」など歌うはずもなく、そのくらいは十分理解している。変わったなと思うのは、ひところ、サックスのブロウのような、都はるみの〝がなる〟ような歌唱法が息を潜めたことだ。とても心地よい歌声だった。最後の最後にちょっとだけがなったけど、あれはライブの最高潮にレッドゾーンに突っ込んだという印象で良かった。
歌詞の中に、病院、体温、心音という言葉が登場して、なんだか時代を思わせる。そりゃ影響は受けるだろうな。はたしてこれからどんな歌を歌っていくのか楽しみにしている。もちろんBlu-rayも初回盤を予約した。
写真は入場プレゼントで配っていた卓上カレンダーです。