Akiyama MusicDesign

presented by 秋山公良

2021年 2月28日(日)

モニタースピーカーは音楽鑑賞に向いているのか

 
 レコードをしっかりした音で楽しみたいという思いから、スピーカーを新調した。散々迷ったあげく、電源を必要とするアンプ内蔵型のモニタースピーカーを選んだ。機種はYAMAHAのHS5。実はこのスピーカーは15年くらい前にDTMのモニター用として購入したHS50Mの後継機種なのだ。普通、レコードを聴く場合はプリメインアンプと呼ばれるオーディオ機器に信号をつなぎ、そこからスピーカーケーブルでパッシブ型(電源を搭載しない型)のスピーカーにつなぐというのがオーソドックスである。ミニコンポなどはこういうスタイルだ。

 ところで、こんな事を聞いた事が無いでろうか。モニタースピーカーはスタジオでエンジニアが聴くためのもので、家庭で音楽を聴くには向いていない。音楽がつまらなく聞こえるというのだ。僕はわりと最近までこの意見は否定しなかった。しかし、AppleのHomePodを買った時に考え方が変わった。HomePodはとても原音に忠実なサウンドとは言えないのだ。低域に不必要な張りがあって、高域の伸びが少なく聞こえる。最近発売されるBluetooth搭載スピーカーがこのように調整されているのは、ロックやヒップホップなどに最適化させるためだ。そのようなジャンルにとっては低域が出ていないスピーカーは音がショボすぎて売れないのである。しかし、そういうスピーカーでクラシックギターの音なんて聴こうものなら、かなりの違和感がある。
 
 考えてみれば、仕事柄、1日の大半はMacの前で音を聴いている。そしてその時は「音楽がつまらなく聞こえる」と言われているモニタースピーカーで音楽を聴いているわけだ。しかし僕はまったく不自然さを感じない。大体、言われている事が正しければ、エンジニアやプロデューサーはつまらない音のスピーカーで最終的な音を作っているということになる。それって果たして本当だろうか。
 
 こんな事からレコードを聴く時だってモニタースピーカーを使ってもいいんじゃないかと考えるようになった。ただ、HomePodのような例もあるので、音質には定評のあるものを選びたいと思った。となると、YAMAHA、Fostex、JBLなどが候補となる。これがかなり悩む。DTMと同じメーカーでは意味が無いか。いや、でもあえて別のメーカーのスピーカーを買ってみたら、やっぱり違和感があって、YAMAHAのほうが良かったというオチも嫌だな。散々考えたあげく、やはり普段聞き慣れているスピーカーでレコードやCDを聴いてみようという考えになり、HS5を選んだというわけ。音はやっぱり良い。聞き慣れた音だ。この環境でレコードとCDとストリーミングの3つの方法で同じ曲を聞き比べてみたりしている。その結果は後日に。

 

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