Akiyama MusicDesign

presented by 秋山公良

2024年2月10日(土)
AIを借りたブラックジャック

 少し前の話題になるが、手塚治虫の人気漫画だった「ブラックジャック」がAIを利用して新エピソードが作られたそうだ。残念ながら僕がそれを知ってコンビニに行ってみたら、もうその週のチャンピオンは売り切れていた。友人の所でまだ在庫があるということで買い置きしてもらい、2月8日に「音楽思い入れ愛好クラブ」のオフ会でプレゼントされた。
 少しだけ期待しつつ読んでみたのだが、う〜んという感じ。なんかさび抜きで、なおかつシャリが酢飯じゃない寿司を食べている気分というか、100%オレンジジュースを水で3倍に薄めて飲んでいるみたいというか。この場合、どうしてそう感じるのかを分析したくなる。
 まずコマ割りに活力が無いということ。ストーリーも今までのエピソードを分析した結果の寄せ集めで、まったく新鮮味が無いこと。ブラックジャックという漫画には絶対在る「人生訓」が何も無いことなどが挙げられるだろうか。やっぱりAIで手塚治虫と同じ事は出来ないのだと痛感した。
 


 

2023年12月31日(日)
音楽思い入れ愛好クラブ

 
 Youtubeに「音楽思い入れ愛好クラブ presents ギターで実践!コード付け課題」という動画をアップしました。「音楽思い入れ愛好クラブ」とは今年、Facebookの中で作った新しいグループです。普段はゆるい話をしていますが、時々こういう理知的?な話が一部のメンバーで盛り上がったりします。
和声課題というと、大抵はピアノで作るんですが、今回はギターの二重奏に直すとどうなるかという実験もしています。
 
 

2023年11月24日(金)
関西、中国地方への旅2023

 
  この数年、恒例行事となっている秋の関西、中国地方方面への旅行。今年も京都→福山→広島→大阪と回ってきた。4都市とも友人がいるので、昼か夜はサシでの飲み会。
京都はコロナ禍も終わって観光客の数がもの凄い! でも印象としてはアジア人よりも欧米人のほうが多いように感じた。まあお寺の写真にヨーロッパの綺麗な女性が写り込むには良いことだ。
広島では、最近デザインマンホールなるものが有名になりつつある?らしい。ところが、どうしても見つからない。ネットで調べてこの付近にあるはずだと思って探して、現地の人にも聞くのだが、「そういえば、どこかで見ましたね。え~とどこだったかな~」という感じ。
最終地の大阪からの帰路は11月23日の勤労感謝の日なので、もの凄い人出! 新幹線の中で駅弁でも食べようかとお店を探していたら、なんと堂島ロールのワンカットが売ってる! 「新幹線の中でお召し上がりになれます」という言葉に負けて、もちろん購入。プラスチックのフォークも付いてます!久々だったけど、やっぱり美味しいよね。
 

2023年10月10日(火)
映画「アントニオ猪木をさがして」

 
  先日「アントニオ猪木をさがして」という映画を見てきた。この映画は猪木の人生を年表のように紹介するドキュメンタリーではない。証言するプロレスラーや業界人の数も決して多くなく、どちらかというと、名勝負は全部知っていて、+αの何かを見たい人向けの作品のようだ。ドキュメンタリーの間に、役者による1980年代、90年代、2000年代の日本の風景が15分ぐらいずつ差し込まれる。この再現フィルムの出来が心配だったのだが、役者の演技も良く、とても印象に残った。僕はこの構成は成功だと思っている。
 プロレスラーの証言パートでは、プロレスは八百長なのか、あの暴挙は筋書きだったのか、はっきりとは言わないが、答えを匂わせている部分も面白い。特に藤原喜明の話は味があって、もっともっと聞いていたかったな。
 

 
 

2023年9月1日(金)
山梨県石和温泉

 
 毎年真冬の2月には雪国の温泉に行っているが、今年は真夏に山梨県にある石和温泉に行ってみた。温泉の効能として、打ち身や打撲などが書いてある。実は昨年の11月に転んでぶつけた左肩がまだ完全ではないのだ。1日1ミリずつ良くなっているのだが、なんとか、そこを2ミリか3ミリほど治ればなあと期待かけて。
 温泉は最高!アレンジの仕事もはかどり、帰りには新しく出来た河口湖の近くの富士山ツインテラスなる展望台にも寄ってみる。眼下に広がる河口湖とそびえる富士山が美しいこと。
 

2023年7月25日(火)
暑い夏を乗り切る便利グッズ 

 
 今年の夏は暑い!! 僕は毎日朝の7時半から1時間、午後の1時から1時間、合計2時間の散歩を日課にしているのだが、朝はまだ良くても、午後はさすがに辛い。夏に冷たい食品を買うと付いてくる大きめの保冷剤を日本手ぬぐいで巻いて、首や頬、おでこに当てながら歩いているんだが、それでもさすがに35度を超えると無理になってくる。
 
 そこで、今年はついに気になっている便利グッズを購入してみた。USB充電で動くタイプでTORRASというメーカーのネック・クーラーだ。機能は首筋に当たるヒンヤリ感と送風のセット、送風のみ、冬の寒い時のヒーターの3種類で、風の強さは3段階。当然ながら首筋ヒンヤリで送風の威力は強で使っている。これが結構効いてくれる。この記事を書いている日は日中の最高気温は36度(体感温度は38度)だったが、これを首にかけて、なおかつ保冷剤を頬やおでこに当てれば、快適に1時間の散歩が可能だ。バッテリーの持ちとしては、1時間20分ぐらい付けっぱなしで使用してみたが、電源を切るとバッテリー残量があと20%と表示された。つまり80%使ったことになる。計算すると1時間30分は持つが2時間は持たないことになる。まあ、1時間の散歩のお供ならこれでも十分だ。
 今年は8月もまだまだ暑いらしい。夏ばてしないように体力をつけよう!
 

2023年6月24日(土)
青森への旅

 
 
 ここ何年か、6月になると伊豆へ蛍を見に行ったものなのだが、今年は趣向を変えて、はるばる青森県まで行ってみた。目的は二つ。青森県立美術館において「庵野秀明展」が開催されているので、シン・ゴジラ、シン・仮面ライダー関係の展示を見るということと、十和田湖の近くにある蔦温泉でアントニオ猪木氏のお墓をお参りすること。
初めて新幹線で青森まで行ってみたのだが、東海道新幹線と違って本数が少ないためか、平日でもかなり座席が埋まっている。美術館の展示は非常に満足のいくもので、やはり写真と実物とでは存在感がまるで違った。シン・ゴジラのラストシーンに出てきたシッポの第5形態も実物で見ることができた。
 翌日には蔦温泉に行ってみたのだが、ここは七戸十和田駅から送迎バスで55分ほどかかる秘湯。アントニオ猪木氏のお墓は、大町桂月氏のお墓の近くに作られてあり、すぐに分かった。ただちょっと驚いたのだが、猪木氏の遺骨はまだここに納骨されていない。最後の奥様の遺骨だけが収められている状態だった。友人にこの事を話したら、それは猪木氏のお墓参りになったんでしょうかと突っ込まれてしまったが。
 それにしても、この蔦温泉は素晴らしかった。接客も料理も温泉もパーフェクト。不思議なのは1日しか入っていないのに、この温泉に入った後、去年の秋に転んで痛めた右肩が少し楽になったこと。つまり打ち身や打撲などの外傷にも効果があるということなんだろうね。
 

2023年  6月2日(金)
世の中が変わっていく?

 

 
  福山からギタリストの友人が訪ねてきたので、雨が降っていたけれど、池袋のサンシャイン60にある59階のラウンジへ行ってみる。ここは窓からの眺めが抜群のお店で、その素晴らしい景色を見ながら珈琲が飲める・・・はずだった。僕がサラリーマン時代に上司によく連れて行ってもらったし、10年くらい前にも行った。
 ところがギッチョン、お店は無くなって別のレストランになっており、午後の微妙な時間帯と言えどもドリンクのみのお客様はお断りとのこと。え〜〜、悔しくて、一応フリーで使える休憩スペースから写真を撮ってみた。
 
 その後同じ池袋の東口にある叙々苑に行って焼肉をと思ったのだが、メニューを見るとなんか変だ。最高級の肉がメニューから消えてる! 店員さんに聞いてみると、先週の火曜日からメニューが変わったんですだって! せっかく接待で予約したのに! なんだか時代が動いているんだか、世の中が変わっていくものだ。
 


2023年  4月19日(水)
Autumnhills Studio再び

 

 
  約10年の月日を隔ててAutumnhills Studioという動画を再開しました。以前はUstreamの生配信でしたが、今回は録画編集による動画のYoutube公開です。喋りのミスをカットし、字幕も付けて、見やすくしてからの公開です。
 記念すべき再開第1回目のお題は映画シン・仮面ライダーのサウンドトラックの魅力です。3月に公開されたこの映画を気に入って、すでに4回鑑賞しているのですが、なかなか音楽面の魅力も大きいと思って解説してみました。とは言っても、今回は難しい音楽理論用語はほとんど出てきません。
 


2023年  3月23日(木)
シン・仮面ライダーを見た!!

 

 
  前々から期待していた庵野秀明監督作「シン・仮面ライダー」を鑑賞した。すでに2回! この映画は大好きだなぁ。今まで予告編を何度も見返して期待値を上げまくってその期待どおりだった映画は「ダークナイト・ライジング」とこの「シン・仮面ライダー」だけだ。ここ数年の「シン・ウルトラマン」も「ザ・バットマン」も大満足とは言えなかった。もっとも「ターミネーター2」や「エイリアン2」の時代は、予告編は映画館でしか見られなかった。今みたいにネットでいつでも見られる環境なんて無いから比較はできない。つまり現代の方が昭和の時代より映画作りのハードルって高いのかも?
 「シン・仮面ライダー」の何がそんなに良かったのかって、そりゃ造形美と音楽、それに役者の演技もキャスティングを含めて素晴らしかった。写真は敵役のハチオーグと呼ばれる女のマスク。新宿のバルト9という映画館のロビーに展示されている。
 音楽を職業にしている以上、映画鑑賞していて、音楽に満足できるというのは、それほど多くはない。しかし今回の岩崎琢氏による楽曲はどれもシーンによく合っていて、思わずサントラCDを予約してしまった。
 興行成績としては「シン・ウルトラマン」越えは難しいかも知れないが、もはやそんなことはどうでも良い。宝物が出来たという事が素直に嬉しい。
 


 

2023年  2月12日(日)
Youtube更新と楽譜販売開始

 

 
 もう2年も前からアレンジを行い、キャンプに行くたびにサイレントギターで練習していた12曲のスクリーンミュージックがYoutubeに演奏動画としてアップロードされ、@エリーゼより楽譜が販売されました。残念ながらボズ・スキャッグスの「We're all alone」だけは著作権の関係で楽譜のダウンロード販売は当面できませんが、11曲は入手可能になりました。楽譜販売のページから各曲の楽譜ダウンロードへのリンクを貼っています。
 


 

2023年  1月17日(火)
モリコーネのドキュメンタリー映画

 

 
 あっという間に年が明けて2023年の1月も半分以上が過ぎた!ちょっと大きな仕事をこなしていてWeb更新も滞ってましたが、元気に生活しています。先日モリコーネのドキュメンタリー映画「映画が恋した音楽家」を鑑賞してきた。映画音楽好きな人には楽しめる作品に仕上がっている。彼はジャンルで言えばクラシック音楽に属するとは思うんだけど、歴史上はそうならない。いつも考えているように、クラシックというジャンルはガーシュインあたりで区切られてしまって、なかなかそれ以降の人がバッハやベートーベンと同列にはさせてくれないよね。でも、それっていつまで続くのだろうか。100年後は何か変わっているのだろうか。
 


島根県出雲市へ

 

 
 今年も11月下旬のこの時期に西へ旅行してみた。実は13日の日曜日に転んで右腕を痛打。ひどい打撲で右腕はほぼ動かせなくなり、旅行はどうなる事かと思ったが、自分のギターを持って行くのは諦めて、友人の教室のギターをお借りしたりしてなんとかなった。5泊6日の旅行をしているうちに怪我は少しずつ回復し、最終日はストリートピアノが弾けたほど。
 
 今回の日程は福山(友人とギター二重奏)→広島(友人と政治や経済、それにギターの話)→出雲(大学時代の女友達と30年ぶりぐらいの再会)。出雲では彼女の車で日御碕灯台(写真は灯台を登って撮ったもの)、松江城、キララ海岸へと連れて行ってもらい、快晴ということもあって素晴らしい思い出になった。
 
 彼女から昔の話を聞いた。彼女を含めて4人でディズニーランドへ行ったのは憶えているが、どうやら僕が父親の車を借りて運転していったらしい。それと「風の谷のナウシカ」は「封切り初日に見なければ意味が無い」とか偉そうに力説して、彼女を含めて4人くらいで朝一番で出かけて映画館に並んで見たらしい。全然憶えてない!!(笑)。
 


2022年  10月29日(土)
紅葉の日光

 

 
 コロナ渦はまだ終わっていないものの、旅行割だのGo toだのと言って国民に動け動けと言っているように感じる。だからというわけでもないが、紅葉の日光に行ってみた。紅葉真っ盛りの日光に行ったのはもうかれこれ12年も前の事。あの時の感動を再びと思って天気予報を確認しながら日取りを調整する。27日の木曜日からの1泊旅行がベストだろうと思って決行。
 12年前はおそらく朝の5時前には家を出ていたと思う。明智平のパーキングに7時半頃に到着していた。今年はそれよりも遅く6時頃に出発。すると9時過ぎくらいにいろは坂を登り終わった。明智平は駐車待ちの車が渋滞で連なってる。これはダメだと諦めて、休まずに中禅寺湖まで行く。紅葉はほぼベストだろう。戦場ヶ原や竜頭の滝を巡ってみたが、竜頭の滝はちょっと終わっている。どうやら少し標高の高い湯ノ湖あたりはかなり散ってしまっているようだ。
 行きは東北道だったが、帰りはぐるっと回って関越道で帰ることにした。写真は沼田ICへ向かう途中の丸沼高原。すばらしい紅葉に出くわした。
 


 
2022年  9月30日(金)
新しいiPhoneとAirpod Pro

 

 
 年に1度の新型iPhoneの発売。僕は14 Pro Maxのシルバー512GBを選択。予約開始の日、開始時間から5〜6分の遅れで予約したにも関わらず、人気が集中したモデルなのか、2週間遅れて配送された。使用中の13 Pro Maxの横に置いて、そのままデータ移行をするとおよそ1時間半くらいで完了。便利になったものだ。ダイナミックアイランドは使い始めてみないと恩恵はまだ分からないね。カメラもまだまだこれから。iPhoneと一緒に発表されたAirPod Proの新型は発売日に到着してすでに愛用している。こちらはノイズキャンセリングがより強力になったので、街中の騒音を消すにはとても重宝している。音質はそれほど変化を感じないかな。ただ空間オーディオに対応している音楽を聞くと頭の向きを変えても音が一方向から聞こえてくるという不思議な体験をすることができるのが面白い。
 


2022年  8月23日(火)
テントを新調

 

 
 今年の夏、テントを新調してみた。ホールアースというメーカーのアーストリッパー2.0というテントで、ソロ向けのサイズに作られているものの、前室がかなり大きくて、なおかつ左右と正面出入り口すべてがメッシュになる。つまりこの中にいるかぎり、夜に灯りを点けて食事をしていても、虫に邪魔されなくてすむというわけ。アウトドア好きなのに虫が嫌いっていうのもふざけた話に聞こえるけど、そういう人もいるものです。
 一応近所の公園で早朝に試し張りして大丈夫だったので、山梨県の道志の森キャンプ場に行って使ってみた。快適。だけど、今までのテントよりわずかに正面側の左右幅が大きいので、タープが干渉してしまう。もう少しタープの高さを上げればいいかも知れないけど、そうなると左右の設置スペースがもっと広くなるので、限られた空間だと難しいかな。まだ試行錯誤が続きそう。
 ところで、コロナの新規感染者数は高止まりしているにもかかわらず、行動制限の無い夏休み。平日でもキャンプ場も中央高速の談合坂SAも家族連れでいっぱい。もはや黙食なんて誰もやらない。あれはさすがに変だったものね。
 


2022年 7月16日(土)
ニューアルバムがリリース

 

 
 このところ、日々ピアノ作品の作曲に精を出しておりまして、本業のギターアレンジの方が滞っていました。でも久々にスタンダードナンバーの新アレンジでニューアルバムのリリースです。Apple Music、e-onkyo、Spotifyで聴くことができます。 いま時は1曲買いも出来るし、サブスクで聴き放題だし、すでに「1枚のアルバムとしての世界」を伝えるという文化も無くなってしまったように思いますが、なんのなんの、選曲からアルバムジャケットまでこだわっております。是非心安まるアコースティックギターサウンドをお楽しみください。ここ何枚かの制作スタイルを踏襲しているので、ハイレゾの高音質と純正律のサウンドの良さを取り入れています。
 


2022年 6月12日(日)
伊豆へ蛍観賞に

 

 
 6月の初旬から中旬にかけて伊豆の湯ヶ島温泉に何度か出かけた。今年で4度目だろうか。今回利用したのは旅館「たつた」。蛍が見られる「出会い橋」のすぐ近くにあるので、夜道を延々と歩かなくても蛍を観賞できるのが最大のメリット。食事処は川床で、まるで京都にいるようだ。もっとも京都の川床よりも川がすぐ下を流れていて近い感じ。
温泉も源泉掛け流しで、上がったあとしばらくすると身体の中からポカポカしてくる。天候は天気予報とにらめっこで決めたはずなのに、夕方にかなり強い雨が降った。しかし夕食時には止んでくれて、無事に蛍も見ることができた。
 
 翌日はバスで浄蓮の滝に行き、観光所で販売しているワサビソフトを3年ぶりに食べた。この観光所はコロナ渦の時には平日は閉まっていたのだ。
 それにしても帰りとなった土曜日の人出の多いこと。マスクを付けているということを除けば、もうすっかり日常に戻った感じがする。駅構内ってコロナ渦の時には人の数が少ないから、ぶつかることもなくスイスイ歩けたし、今思えば相当に静かだった。日常に戻ってみれば、まっすぐ歩こうとしても人にぶつかってしまうし、かなり賑やかで、聴力が過敏な僕にとっては騒音に近い感じ(笑)。


2022年 5月14日(土)
シン・ウルトラマン

 

  春に鑑賞した映画「The Batman」が長すぎて暗すぎてテンションだだ下がりになった回復に、庵野秀明監督の「シン・ウルトラマン」(実際は庵野氏は脚本や編集や総監修であり、監督は樋口真嗣氏)
を初日の初回に鑑賞してみた。ちなみに僕はエヴァンゲリオンは好きになれず、シン・ゴジラは傑作だと思っているタイプ。
 これ、良いんじゃないかな。少なくとももう1回は劇場で見たい。還暦を過ぎた大人が、果たしてウルトラマンという題材を照れもせずに受け入れられるだろうかと心配したのだが、序盤にグイグイ引き込んでいく力がもの凄い。あっという間に童心に返り、ウルトラの世界に引きずり込まれてしまう。シン・ゴジラでは政府の対応が永遠と描写されるが(個人的には好き)、シン・ウルトラマンでは、それをやると二番煎じになってしまうので控え目。まあ、シン・ゴジラは巨大不明生物1匹に対して、シン・ウルトラマンは銀色の巨人や外星人(宇宙人)も扱うのだから、現実パートをしつこく描きすぎるとチグハグしてしまうからだろう。
 中にはエヴァンゲリオンのにおいがするのを拒んでいる人もいるようだが、それは庵野監督が作っているんだから仕方が無いでしょ。例えば作曲家だって、その人のテイストというのはある。たとえマンネリ感とか言われても、それがその人の追求している美しさだとすれば湧き出るのは当たり前。僕は昭和の時代の着ぐるみを使った撮影ではなく、CGで描画するのであれば、こうなるだろうなと予想していたし、そのことにまったく抵抗感はなかった。むしろ、あのズングリムックリな宇宙人がえらいスタイリッシュでカッコ良いなと関心した。
 唯一の問題はあのタイアップソング。劇中には流れず、エンドロールでいきなり流れる。やっぱり合わないと思うな。大人の事情で使ったのかも知れないんだけど、最後は初代ウルトラマンのテーマソングを流したらみんながハッピーなんじゃないかとも思った。ただ、今回はラストシーンが非常にあっさりと終わってしまうし、その雰囲気とあの初代の主題歌は、これはこれでまた合わないかも。う〜ん、難しいぞ。
 


2022年 4月13日(水)
今年初キャンプ

 

  桜も散ってきて東京は初夏とも思える気候になったので、山梨県の「道志の森」へ今シーズン初のキャンプに行ってみた。今年はタープを大型のものに買い換えたので、その初張りでもある。まだ慣れてないので、張り綱をどうするのか迷ったが、次回からはもっと上手く場所を取らずに張れそうだ。

 「道志の森キャンプ場」は11月中旬から4月中旬までは水道が凍ってしまうので水場とトイレが封鎖され、工事現場にあるような簡易トイレを使わなければならない。でも僕が訪ねた11日の月曜日にスタッフが来て水場再開、水洗トイレもオープン。ラッキー。
 東京は桜が終わっているが、山梨県の道志道(国道413号線)はまだまだ桜が満開なのも嬉しい誤算だった。
 


 

2022年 4月1日(金)
春のドライブ

 

  今年も桜の季節に関西方面へドライブ旅行を楽しんだ。コースは名古屋に宿泊して美味しい焼き鳥や手羽先でビールを飲み、桜満開の吉野山で中千本の所にある旅館に泊まるのがメイン・イベント・・・のはずだったのだが、今年は桜の開花が昨年よりも遅く、吉野山はまだ咲き始めの状態。1週間早かった! 気を取り直して信州の奈良井宿にあるByaku naraiという古民家をリノベーションした宿に泊まる。ここはとにかく食事が素晴らしい。間違い無く今まで泊まったホテルや旅館の中では最高だったと思う。奈良井宿からは雨を気にしつつ帰宅。

 写真は奈良井宿に付く前に木曽で見た絶景「寝覚の床」。ちょうど電車が通ってくれたので理想的な構図となった。
 


2022年 2月22日(火)
雪国でジュリーを描く

 

  久しぶりにiPadとApple Pencilで似顔絵を描いてみた。題材はジュリー。今の若い人にジュリーって言っても誰?って感じだろうな。そして今の姿を見たら余計に???だろうな。でも僕ら昭和世代の人間にとって、色男って言ったら、加山雄三でもなく、石原裕次郎でもなく、木村拓哉でもない。やっぱりジュリーでしょ。

 この似顔絵は新潟県の麒麟山温泉に宿泊した時、シンシンと降る雪を見ながら描いたもの。描画の様子をいつものように動画にしてYoutubeにアップしました。こちらからどうぞ。
 


2022年 1月30日(日)
友 遠方より来たる

 

  昨年の夏よりも何倍もの新規感染者が発表される令和4年の1月であるが、福山からギタリストの友人が東京に遊びに来た。いつも年に1回、2月頃に東京に来ていたのだが、さすがに昨年はコロナの影響で取りやめ。今年は旅行を計画した時にはまったく感染者数は少なかったので、久々に会えるねとメールのやりとりをしていた。にも関わらず正月が開けてからあっという間に事態は変わり、まん防まで発令されてしまった。まあ、アルコールが提供してもらえないわけではない。お店が9時に閉まるというだけなので、大丈夫だろうということで決行された。

 最初の夜はあらかじめ予約していた焼肉店へ。そして2日目は横浜へ移動し、美味しい焼き鳥が食べたいということで、「鳥元」というお店に入る。開店と同時に入ったが、次々とお客さんが来店でほぼ満席。横浜は喫茶店のスタバもドトールも大きめの店舗なのに満席! みんなあまり神経質にはなっていない様子だった。友人も東京ツアーを楽しんでもらったようだ。
 


2021年 12月28日(火)
近未来に置いていかれそう

 

  日比谷で映画「キングスマン・ファースト・エージェント」を見た。昼食はウエンディーズ・ファーストキッチンでと思い、店内に入ると、なんと注文がセルフになっている!ちょっと不安だ。注文したいのはハンバーガーのポテトセットで、ドリンクはアイスのウーロン茶、それに単品でチリ(挽肉が入ったスパイシーなスープ)だ。ちょっとオドオドしながらタッチパネルを操作する。どうやらうまく出来たようで。料金を入れてお釣りをもらう。

 注文はそのまま自動的にキッチンに伝わっているらしく、しばらくするとトレーに乗せられた商品を手渡される。ところが、そこにポテトがない。あれ?と思って、「ポテトは?」と聞くと、店員さんは画面を確認して、「チリセットになっていますが、他にもポテトをご希望ですか?」と聞いてくる。こちらは、ポテトセットに追加で単品のチリを注文したつもりだったのだが、いつのまにかポテトセットがチリセットに変わってしまったようだ。ややこしいな。「それじゃまたあの券売機でポテト単品を注文するんですか?」と聞くと、店員さんは「あ、いえ、こちらで承ります」と言って、注文と支払いをその場で行う。すぐにポテトが出来てトレーに乗せられた。
 僕は、「やり方がまずかったんですかね。ちゃんと操作すると券売機でもうまくこのような組み合わせを注文することができるんですか?」と聞くと、「はい、そうですね」とのこと。まずいなぁ。時代に遅れているぞ。
 
 実は有楽町マリオンの1階にある映画のチケット販売窓口が無人化されて、人の代わりに3台のタッチパネルが置いてあるのを見てちょっとゾっとした。近未来は確実にやって来る。
 映画の方はなかなか見応えがありました。
 


2021年 12月17日(金)
元気の良い焼き鳥屋

 

  名古屋で美味しい焼き鳥に味をしめて、池袋の焼き鳥屋を探してみた。今回利用したのは池袋西口、芸術劇場近くにある「やきとん 木々屋」(はやしやと読む)。たたずまいが良い感じで1階だから酔っても階段の心配は無い。早い時間に入ったので、まだお客さんはほとんど入っていない。元気の良い店員さんの声が店内に響く。そうだよね。やっぱり飲み屋はこでなくちゃね。焼き鳥はわりと大きなサイズで食べ応え十分。タレが良い味だし、薬味のわさびと味噌も良かった。このお店は池袋に3箇所くらい店舗があるようだ。また何かの機会に入ってみよう。


2021年 11月25日(木)
銀座に人が戻ってきた

 

  銀座のジャズ・ライブ・スポット「シグナス」で師事しているサックスの先生のライブがあるので鑑賞に出かける。最近飲食店の制限も解かれて繁華街に人が多く出てきた。シグナスでのライブも、ここ1年以上はお客さんの数が3〜4人なんてことが多かったのだが、この日は盛況でソーシャルディスタンス体勢としては満席に近い感じ。良いことだ。ライブはドラム、ベース、ギター、ピアノに加えてのサックスで5人でのアンサンブル。いつものジャズ風というよりも、ブルースやフュージョン系のノリの曲も多く、いつもよりホッとな感じになれたかな。

 ライブが終わったのは22時半近く。並木通りに出てみると、艶やかな女性がお得意様達をお見送り。おお、銀座の光景だよね。こうでなくちゃね。
 


2021年 10月28日(木)
久しぶりに映画を見に行く

 

  1年ぶりくらいで映画館に行ってきた。最後に映画館で見た映画は昨年のTENETだったはず。今回鑑賞した作品はテレビドラマを映画化して「ルパンの娘 劇場版」。このドラマは渡部篤郎が出ていることで毎回見ていた作品。馬鹿馬鹿しさの中に隠された数々のパロディ、緻密な脚本(原作が良いのか)が楽しめていた。

 映画版ではテレビドラマの最後の謎を解き明かすのがメインの話で、嘘んこの海外ロケ、パロった有名映画、アニメの数々、笑いとホロっとする感動をほどよくブレンドして丁寧に作られていると思う。特にルパン三世「カリオストロの城」が好きな人はニヤっとするとだろう。
 


2021年 10月13日(水)
森の中でギターを弾く

 

  緊急事態宣言も解除されたので、大手を振って(?)ソロキャンプに行ってきた。場所は山梨県道志村の椿荘オートキャンプ場。木曜日から金曜日にかけてだったので、良い具合に空いていて、たっぷりソロキャンプを満喫することができた。今回はサイレントギターを持って行って焚き火にあたりながら演奏したものを録画(録音)している。曲はヴィラーロボスのガボットショートとバッハのプレリュード・ニ短調。動画はYoutubeにアップしました。写真をクリック(タップ)するとYoutubeにリンクが貼ってあり、動画が再生されます。

 


2021年 8月28日(土)
混乱の2021年夏

 

  このブログでは常に楽しい話題を書いていきたいし、政治的な話や宗教的な話などは載せないというポリシーで続けてきた。しかしさすがに今年の様子を見ていると溜まった鬱憤を、たまには、はき出したくもなる。
 
 僕は文系の人間である。理系の人間ではないので分からないが、ある感染症が流行った時、ウイルスというのは人間の年齢に関係無く、人体に入ろうとするんじゃないかと思う。そして免疫力の弱くなった高齢者が発症してこじらせてしまうと。
 しかし今年の様子を見ていると、高齢者にワクチンを接種した途端に、40代〜50代の人達が多く感染して重篤化したという。まるでウイルスには感染ノルマがあるみたいに、高齢者はもうダメだから中年をターゲットに活動しだしたのだろうか。そしてここ数週間は子供に感染が広まったという。少なくともオリンピックまでは子供が感染なんてほとんどニュースにもならなかった。いったいどうしたのか。
 
 先ほども言ったように、ウイルスは年齢に関係無く攻撃してくるとすれば、体力のある20代〜40代ぐらいの人達は免疫力の力で発症を抑えられるのかも知れない。でも小学生や中学生ぐらいだとどうだろうか。そこまでの免疫力が無く発症してしまう事もあるのだろう。でもそれなら、なぜこの数週間に急に?という疑問が起きる。本当に夏休みの予防接種とは無関係の事象なのだろうか。
 
 昨日、今日のニュースでは渋谷で若者向け予約不要のワクチン接種を始めたらしい。ところが初日に想定外の若者が詰めかけたので、今日は抽選制にしたそうだ。300人の当選枠に2,000人を越える人達が詰めかけた。それって密を作り出していることになるだろう。どうせLINEで当選を知らせるならば、最初からオンラインで応募させて抽選結果をLINEで送ればいいだけ。この猛暑に渋谷で半日も並んでたら熱中症で倒れる人も出るんじゃないかと心配になる。


2021年 8月6日(土)
今シーズン初のキャンプで道志の森に

 

  8月4日の木曜日から1泊で山梨県の道志の森キャンプ場に行ってきた。緊急事態宣言中なのに、そんなことをして良いのかという迷いが無いとは言わないが、もう7ヶ月以上緊急事態宣言かまん防をやってると、感覚が麻痺してくる。それに友達を呼んでパーティをしているわけではなく、たった一人でキャンプ場に行って帰ってくるだけである。喋るのは管理棟での受付の時のみ(笑)。
 
 実際にキャンプ場に着いてみると、平日にも関わらず、多くの人達で賑わっている。僕はお気に入りの広々サイトを陣取ったつもりだったが、空いている場所に子供連れの二家族グループが遅れてイン! 賑やかになってしまった。
 
 日中は陽射しも強くてかなり暑かったものの、夕方からは徐々に涼しくなって、早朝の5時に起きた時には薄手のダウンを着ないと肌寒いほど。非常に快適だったのだが、東京に帰ってみると灼熱が一段とキツイな。


2021年 7月20日(火)
救急車が大忙し

 

  日曜日に習っているサックスの講習会があるので、横浜まで行ってきた。帰りが遅くなりそうなので、現地のホテルに一泊して翌日に帰るという1泊2日のプチ旅行。なんとなく密を避けるためと思って車での移動を選ぶ。
 講習会が終わってホテルに帰って翌朝まで寝ている間に、救急車の音がなんと5回!
 そして翌日には、高速に乗らずにノンビリと下の道で帰ろうと思ったら、フロントガラス越しに目撃した救急車の数が4台!(そのうち2台は目の前を通過)。 噂には聞いていたけど、やっぱり多くない? もっともこの日はとてつもない猛暑だから熱中症で運ばれた人もいるだろうけれど・・・。
 それにしても横浜での朝、ジョナサンでモーニング食べてると、その時もかなり近くで救急車の音。まだ朝の7時半だよ。ちょっと考えちゃうんだけど。


2021年 7月2日(金)
還暦祝い

 

  私は1961年生まれなので、今年の5月でめでたく還暦になった。当然ながら誕生日は叙々苑遊玄亭西麻布本店で盛大に焼肉パーティーをと思ったのだが、昨年に引き続き緊急事態宣言の真っ直中のため、やむなく見送り。先月下旬にようやく緊急事態宣言から「まん防」に移行し、飲食店でのアルコールが許可されたので、やく2ヶ月遅れで西麻布へ行ってきた
 
 アルコール解禁と行っても、注文は7時までで、お店の営業は8時までという信じられない制限は残っている。まあ、焼肉なんていうのは2時間もかからずに食べ終わるのだから6時に入れば十分ではある。かくして2年ぶりに西麻布で焼肉をいただいたのだが、やはり本店の特選カルビはひと味違うと思うな。なんか、こうお肉が口の中でフワ〜っと溶けていくのが分かる。
 
 8時の閉店時にお店を出たのだが、駅まで歩いてみるとまだまだ営業中のお店がいくつもある。みんな生き残りに必死だよね。
 


 
2021年 6月15日(火)
スプリングバレー!

 

  先日旅先で偶然購入した缶ビールが驚くほど美味しかった。それはキリンのスプリングバレー豊潤496という銘柄。なんというか味がとても濃い。これぞ大人のビールという味。その時はコップもなく缶から直接飲んだのだが、もう一度買ってコップに注いで飲んでみたくなったので、スーパーで購入。やはり旨い。面白いことに、コンビニだとファミマには売っているのだが、セブンイレブンには置いていないようだ。これは今年のキャンプの時に持っていく缶ビールはこれに決定かな。
 
 
 


2021年 6月5日(土)

ニュースの疑問

 

  このブログでは政治や宗教に対する見解は書かないことにしている。でもさすがにここ数年はテレビのニュースを見ていて「???」になってしまい、溜まったガスを抜くためにもブログに書きたくもなる。
 
 新型コロナウイルスのワクチンのニュースだが、日本は台湾に120万回分ものワクチンを無償で提供し、なおかつ今度はベトナムにも提供するのだという。そのニュースの原稿の中で「政府は国内の接種に必要な量を上回る分については海外に供給する方針で」とある。ちょっと待て。なんで必要以上のワクチンを日本は手に入れたんだ? 押しつけられたのか? 日本が供給しているのは副反応が問題になっているアストラゼネカ製のワクチン。なんでも台湾ではファイザーやモデルナ製のワクチンは承認されてないのだという。
 
 そしてこれは5日のニュース。埼玉県の東武野田線が車と衝突したという。ニュースではなぜ衝突したのかを言わない。事故を起こした踏切は乗用車が通れないとも思える幅の狭い踏切。そこに大人一人と子供二人が乗っている車が居て電車が衝突したのだという。一般的に考えればこういう事故は踏切の警報が鳴っているにも関わらず急げば通過できると過信して踏み切り内に入ってしまい、出る先の遮断機が予想より早く閉まってしまって立ち往生してしまったと想像する。しかし、そうなら子供二人は車から出して逃がし、自分は緊急ボタンを押すだろう。もしそうじゃなかったら自殺としか思えない。もしくは殺人か。電車を運転している運転手は状況を見ているんだろうに、話を聞けよと。よくこんな原稿のニュースを天下のNHKが流すものだと、唖然としてしまう。


2021年 5月24日(月)

Gメン75

  1975年、昭和の時代にGメン75という刑事ドラマがあった。当時まだ中学生だった僕にとっては、とてつもなく大人向けの描写にかなり刺激されたものだ。この作品のDVD化は傑作選のようなもので、全話を収録したものはまだ無い。それがなんとディアゴスティーニというブランドのDVDマガジンで全話を収録するという。まあ僕はオリジナルメンバーが好きなので、響刑事が抜けるまでで良いんだが、そこまでは購入しようかなと思う。
 とにかくテーマソングの「面影」が流れてくると泣けて泣けて仕方が無い。刑事ドラマの傑作と言えば、誰もが知っているのは「太陽にほえろ」だったり、新しい所だったら、つい先日追悼放映された「古畑任三郎」だったりするかも知れないが、僕にはもうダントツでGメンなのだ。


2021年 5月10日(月)

ムーン・リバー〜〜〜

  Ustreamの録画を見やすく編集してYoutubeにアップロードしているシリーズ。今回は「ムーン・リバーをオシャレに編曲しよう」。元々、この曲のギターソロ演奏動画は視聴回数が多いのだが、そのアレンジ過程を説明したUSTの映像が残っていたので、編集してYoutubeに残すことにした。この手のギターソロ・アレンジの説明をした蔵出し映像はまだあと3つくらいある。


2021年 4月26日(月)

著作権侵害?

  Ustreamの録画を見やすく編集してYoutubeにアップロードしているシリーズで、「ソルのエチュード『月光』を魅力的な二重奏にする」を作った。アップロードした瞬間に「著作権侵害」のアラート。え?嘘でしょ。自分でアレンジした演奏だよと思って確認してみたが、侵害しているのは仕上がりの二重奏を写している部分。だってこの演奏って数年前に一度アップロードしているし、何の問題も無いはず。著作権を主張している文字を検索してみあたが、いわゆる著作権詐欺の団体のようだ。本来、著作権というのは著作者の権利を守るはずのものなのだが、今の時代は逆に、関係無い団体が、その演奏の著作権はおれっちに在る!と虚偽の主張をするためにも使われる。困ったものだ。


 2021年 4月4日(日)

ピアノ演奏と似顔絵描き

  久しぶりにiPadとApple Pencilで似顔絵を描いてみた。アプリはProcreateを使用。このアプリは描いている様子をカメラで撮影しなくても、タイムプラスという動画で出来上がっていく様子が書き出せるので便利だ。その代わりにApple Pencilで描いている場面は無いのだけど。
 似顔絵はBGMが問題。プロの絵描きの作業であれば無音というのも、それはそれでオツなものだが、こちらは趣味程度のお絵かきなので、音楽と合わさってナンボのものだと思っている。そこで、描いた作曲家の曲を自分でピアノで弾いて録画し、似顔絵描きと同期させてみた。これはこれで面白い。人によってピアノを弾いている方を見たり、似顔絵が刻一刻と出来上がっていく方を見たり、それぞれだろう。手始めに(と言ってもそれほどレパートリーは無いが)、バッハの平均律曲集の第1番プレリュードとベートーベンのピアノソナタ「月光」にチャレンジ。バッハはどうしても自分で納得のいかない箇所があるので、かなりアレンジを加えてしまっている。そして曲が終わったかと思うと、今度は短調に編曲したバージョンが流れる仕組み。これはこれで美しいと思うな。


 
 2021年 3月20日(土)

レコード、CD、圧縮音源の違い


  モニタースピーカーを使ったまったく同じ環境で、同じ作品のレコードとCD、そして圧縮音源の音質の違いを追ってみた。
 
 まずレコードとCDだが、分かりやすく言えばブラウン管のテレビと地上波の液晶テレビ(今は有機EL)の違い。音像が少しボカシが入っているように若干甘く、その分まとまった存在感がある。CDはすべての音がクリアで確かにちょっと耳には優しく無いように思う。ただし、ミキサーで高域を少しカットして、低域を若干持ち上げると、少しレコードに似たような印象になる。どちらが良いかは人それぞれだろうな。ブラウン管はそれなりに粗を隠してくれて、真実味があった。もちろんゴーストのような汚れや、画面の隅っこがゆがむようなこともあるけど。それに比べて地上波の液晶テレビは、役者の肌荒れまで見えてしまい、夢が無いとも言える。そういう違いだ。ただ、僕はレコード針がたまにゴミや埃を拾ってプツっというノイズを発するのがどうにも我慢できない。
 
 次にCDと圧縮音源の違いだが、これは微妙な差だ。年齢と共に耳が悪くなってきて、おまけに突発性難聴の経験もあるので、判別は不可能かと思ったものの、わずかな違いは分かる。例えてみると、CDのほうが土に生えている草の先の尖った所まで感じるのに対して、圧縮音源は一度踏みつけてしまったように、草の先が若干丸くなってしまったような印象がある。でも、それは聞き分けようと思って聴けば分かる程度であって、ながらで聴くのならどっちでも良いような気がした。
 
 結論として、ノスタルジーを感じたい時にはレコードを聴くし、普段はCDでいいのかなという感じ。最近Apple Musicで音楽を聴いていると、アルバムを通して聴いているはずなのに、曲によっては、まるで他のベストアルバムから引っ張ってきたように差があったり、突然スタジオ版のはずがライブ盤になったりする。これは我慢できない不快感がある。Spotifyの方がいいのかな・・・。

 2021年 2月28日(日)

モニタースピーカーは音楽鑑賞に向いているのか


   レコードをしっかりした音で楽しみたいという思いから、スピーカーを新調した。散々迷ったあげく、電源を必要とするアンプ内蔵型のモニタースピーカーを選んだ。機種はYAMAHAのHS5。実はこのスピーカーは15年くらい前にDTMのモニター用として購入したHS50Mの後継機種なのだ。普通、レコードを聴く場合はプリメインアンプと呼ばれるオーディオ機器に信号をつなぎ、そこからスピーカーケーブルでパッシブ型(電源を搭載しない型)のスピーカーにつなぐというのがオーソドックスである。ミニコンポなどはこういうスタイルだ。

 ところで、こんな事を聞いた事が無いでろうか。モニタースピーカーはスタジオでエンジニアが聴くためのもので、家庭で音楽を聴くには向いていない。音楽がつまらなく聞こえるというのだ。僕はわりと最近までこの意見は否定しなかった。しかし、AppleのHomePodを買った時に考え方が変わった。HomePodはとても原音に忠実なサウンドとは言えないのだ。低域に不必要な張りがあって、高域の伸びが少なく聞こえる。最近発売されるBluetooth搭載スピーカーがこのように調整されているのは、ロックやヒップホップなどに最適化させるためだ。そのようなジャンルにとっては低域が出ていないスピーカーは音がショボすぎて売れないのである。しかし、そういうスピーカーでクラシックギターの音なんて聴こうものなら、かなりの違和感がある。
 
 考えてみれば、仕事柄、1日の大半はMacの前で音を聴いている。そしてその時は「音楽がつまらなく聞こえる」と言われているモニタースピーカーで音楽を聴いているわけだ。しかし僕はまったく不自然さを感じない。大体、言われている事が正しければ、エンジニアやプロデューサーはつまらない音のスピーカーで最終的な音を作っているということになる。それって果たして本当だろうか。
 
 こんな事からレコードを聴く時だってモニタースピーカーを使ってもいいんじゃないかと考えるようになった。ただ、HomePodのような例もあるので、音質には定評のあるものを選びたいと思った。となると、YAMAHA、Fostex、JBLなどが候補となる。これがかなり悩む。DTMと同じメーカーでは意味が無いか。いや、でもあえて別のメーカーのスピーカーを買ってみたら、やっぱり違和感があって、YAMAHAのほうが良かったというオチも嫌だな。散々考えたあげく、やはり普段聞き慣れているスピーカーでレコードやCDを聴いてみようという考えになり、HS5を選んだというわけ。音はやっぱり良い。聞き慣れた音だ。この環境でレコードとCDとストリーミングの3つの方法で同じ曲を聞き比べてみたりしている。その結果は後日に。

 

 
2021年 2月14日(日)

プリズンブレイク


  アメリカのテレビドラマ「プリズンブレイク」は名前は知っていた。単に手を出さなかっただけだ。「24」の日本版がどうも期待外れで視聴脱落してしまった腹いせ?に見てみようかと思ってNetflixで見始めてみたら、まあこれが面白いこと面白いこと。放映されていたのは2005年ぐらいだから、もう15年以上前の作品。もちろん携帯はスマホではない。
 
 なぜこのドラマが面白いのか。やっぱり脚本の力だと思う。細かく考えれば(いや、細かく考えなくても)アラは一杯ある。ご都合主義も盛りだくさん。いつのまにそんなもの用意できたんだよというツッコミはいくらでもできる。しかし、それを凌駕するワクワクドキドキがある。なんなのだろうな。カメラワーク、編集、音楽、役者の演技(というか声優の吹き替え)は満点に近い。「24」のジャックと同じで、字幕よりも吹き替えのほうが臨場感が出る。
 
 もちろんシーズン1が一番面白く、個人的な感想ではシーズン2がかなりトーンダウン、でもシーズン3でまた盛り上げ、もう脱獄でも何でも無いけどシーズン4も別な面白さをちゃんと出している。本当はここで終わっておいても良かったんだが、かなり年数を空けてからシーズン5が制作された。これはさすがに話に無理があったね。主役の俳優がもうこれ以上は演じないと主張した事から、シーズン6以降が制作されることはなくなった。このドラマは現在はNetflixやAmazon Primeで視聴することができる。もしも未見の人で環境が揃っている人は見てみる価値ありと思う。

 2021年 2月6日(土)

ワクチンの安全性?

 この所、世界的に新型コロナウイルスの感染者数が減ってきている。なぜか1月20日を過ぎてからその動きが顕著に見えるのは気のせいであろうか。

 それにしても欧米と日本では感染者数や死亡者数は随分違う。2倍や3倍とかではない、二桁くらい違う。そんなことって起こりうるんだろうか。この件に関しては関係者が不思議がって、昔の予防接種BCGが効いているだの、納豆が身体に良いだの、人種的遺伝性があるだの、根拠も無いことがいろいろと言われている。

 海外の医療関係者が、コロナとは無関係の原因で死亡した人に対しても、PCR検査をして陽性であれば、死因はコロナにするように要請があったことを、暴露した動画を見たことがある。まあ、そのくらいのことはやるだろうなとは思ったが、それにしてもこれだけ数値が違うのは他にも原因があるのではないかと、誰もが思うだろう。

 そんな時に、Youtubeの動画で興味深い話を聞いた。実は日本という国は、ワクチンの副作用を恐れて、どんどん予防接種をしない方向に進んでいったらしい。もしも海外留学するなら、その分、まとめていろいろと予防接種しないといけいのだという。たとえば少し前に話題になったのは子宮頸がんワクチンだ。副作用が認められるので、日本ではほとんど接種しなくなったらしい。その結果、日本の状況が良くなったのか悪くなったのかは分からない。ネットの動画では、接種しなくなったから日本人が子宮頸がんにかかる人が多いんだと言っていた。本当にそうなのだろうか。エビデンスは?
でも、欧米と日本の違いは、各種の予防接種を積極的に行っていないことだとして、なおかつ、その事が今回の新型コロナの感染と何かしら関係があるのだとすれば、反対にこうも考えられる。今回の新型コロナを恐れてワクチンを接種した人たちは、数年後にまた別のウイルスが発生した時に、ワクチン接種していない人たちに比べて、感染しやすいのかと・・・。まさかね。うん、まさか・・・。


 2021年 1月27日(水)

Apple Watchで健康管理

Apple Watchがアップデートされて、ついに日本でも心電図が測れるようになった。アメリカに比べて2年遅れで実現したことになる。当時は日本で心電図が有効になるのは夢のまた夢みたいな事を言われていた。それほど医療関係のハードルというのは高いらしい。よくぞ乗り越えてくれたものだ。

 さっそくApple WatchとiPhoneを最新のOSにアップデートして計ってみた。結果は良好。PDFファイルにして書き出すこともできるという。

 心電図と血中酸素濃度でもかなり健康管理はできるが、あともう一つ、今年の秋にでも実現されるかも知れないのが、血糖値測定だ。今も開発中らしいが、まだまだ実際に採血した数字との誤差があるという。どのくらいの誤差範囲になれば公式に使えるようになるかは分からないが、血糖値に関してはかなり昔から取り組んでいるので、そろそろ実現して欲しいもの。心電図を計るのは痛くはないけど、採血っていうのは針刺さなきゃいけないんだから、これが時計をはめているだけで計ってくれるのなら大助かり。時々低血糖のような症状っぽい時にすぐ確認できるからね。


 2021年 1月19日(火)

レコード鑑賞という趣味

授業で使うために2年ほど前にレコードプレイヤーを購入した。今では1万円前後で購入することができるレコードプレイヤーではあるが、問題点が一つある。それは回転スピードが正確ではないことだ。アナログ時代にはまったく気が付かなかった。しかしCDやデジタル配信によって正確なピッチとテンポが染みこまれてしまうと、回転数の不正確さはかなり気になってしまう。
 
 大抵は回転数が若干速い。つまりテンポが少し速く、ピッチが若干高めということだ。レコードプレイヤーはそのほとんどが試聴することができないので、回転数の正確さは信用して買うしかないのだが、どうしても正確なピッチで聴きたいので、ピッチコントロール付きのプレイヤーを購入してみた。一般のオーディオ趣味で使うというよりも、DJ向けの機種になってしまう。でもさすがに本格派で、アームの重さや針圧も調整することができる。もちろんピッチはプラスマイナス0の所で正確ではあった。
 
 ところで、昔なら平気で言っていたがレコード鑑賞という趣味は、21世紀の今は成り立たないんだろうな。CD鑑賞すらなくなり、ストリーミングで聴きたい音楽を聴きたい分だけ流して止めるというのが若者のスタイルだ。でも、レコードという世界は好きだ。ほこりや傷の雑音は気になるが、何よりA面とB面という世界観があり、40数分という作品の長さも丁度良い。これから老後は昔聴いていたレコードを少しずつ買い直してみようかな。


2021年 1月14日(木)

2度目の緊急事態宣言

昨年の春に続いて2度目の非常事態宣言が出されている。確かに人出は少し減ったようにも見える。飲食店は午後8時でお店を閉めるようにということなので、レストランや居酒屋では対応が大変だろうと思う。

 僕が3年前から習っているテナーサックスの先生は2ヶ月に一度の割合で銀座のジャズクラブ「シグナス」でライブを行っている。今月も第3週目にライブが予定されているので、どうなるのかと心配していたが、時間を前倒しして行うようだ。通常は1stステージが午後7時半から、2ndステージが9時半ぐらいから行われて、最後まで聴けば夜の11時になってしまうのだが、今月はなんと夕方の5時半から行って、途中のインターバルも短くして午後8時には終了する予定だという。

 もしも本当に飲食店が要請に従っているのであれば、ライブが終わった並木通りは静かになっているのか、それとも急いで飲み終えた人達があふれているのか。


 
2021年 1月8日(金)

静寂な世界へようこそ

2月の9日に到着予定となっていたAppleのノイズキャンセル機能搭載ヘッドホンであるAirPods Maxが突然届いた。1ヶ月以上早まっての入手。おそらく最初は注文が殺到したけど、少し評判が出てきて落ち着いたのか、ちゃんと増産体制が整ったのかは分からないが嬉しい事である。


 もともとAirPods Proを使っていたので、ノイズキャンセルの効果は知っていた。ただ耳栓型のイヤホンだったから、材質のシリコンが肌に合わないためか、1時間くらい使っていると、耳の穴がかゆくなるという現象が起きる。これは他のユーザーからも報告されていて、体質だから、しかた無いらしい。

 だからこそ、耳に突っ込まないヘッドホンという形のノイズキャンセルは憧れていた。僕が選んだ色はグリーン。Appleの紹介ビデオがシルバーを使っていて、未来的なイメージで良いなと思った。だから無難なスペースグレイを選ぶ気持ちにはならず、どうせなら今までにあまり無い色をと思ってグリーンをチョイス。

 音質はまあまあだろうね。今制作中の曲をいつも愛用しているオーディオテクニカのヘッドホンと比べていたんだが、ドラムの音(特にスネア)の音がかなり違っているのにはびっくりしたけど。まあ最終チェックには使わず、バリエーションの一つとして比較するだろう。何よりも出先でのノイズキャンセリングが最大のお仕事だから。
 


2021年 1月4日(月)

内の世界と外の世界

昨年の2月から収まらない新型コロナウイルスの感染問題。僕にはテレビの中での世界と現実の世界には大きな隔たりがあるように見えてならない。

 僕はどちらかと言えば感染予防処置をしっかり行いつつ、居酒屋などは利用してあげたいと思っている。もちろん友人の中には今のこのご時世に外で飲むなんてとんでもないと、頑なに拒んでいる人もいるし、僕が誘わなくても友人のほうから「飲まないか?」と誘ってくれる人もいる。人それぞれだ。

 でも街を歩いてみると、人々は誰もがマスクをしているということを除けば、そこには「不安」というものは見当たらない。それが問題なのだろうな。気軽に出歩いている人達を見て、「あなたたちのような人が無責任にウイルスをまき散らしているのだ」と攻撃する人もいる。

 先日箱根駅伝で、例年よりも少ないとはいえ、10万人以上が沿道で観戦していた。そしてそれに対しての批判が相次いだらしい。しかし1年近く自粛の連続でストレスが溜まれば、駅伝を応援したくなる気持ちも理解できる。もしそれをダメというのならば、やはり駅伝そのものの開催がまずかったのではないだろうか。

 また、12月31日にはロックバンドのKISSがドバイで年越しライブを行った。その映像がYoutubeに上がっているので見てみたが、ステージの前はプールのようなものが拡がり、観客の姿はまったく見えない。向かいにそびえているホテルのバルコニーから見ているのかも知れない。無観客ライブというのは昨年の夏ぐらいから行われるようになったが、KISSのように、いかにも目の前にいる観客を楽しませるような仕組みのライブだと見ていてかなり違和感がある。直接その会場に行かず、生中継のテレビで見ているとしたら同じ事だろうと言われるかも知れないが、やはり何か違う。ステージの前で熱狂している観客達の様子とミュージシャン達の熱演をセットで見て、初めてライブを鑑賞しているという高揚した気分になるからだろう。

 かと言っても、今の状況では無観客のライブ配信しか手段は無いのかも知れないが、もともとはミュージシャンなのだから、音だけで勝負してみてもいいんじゃないかなと思ってしまう。ビートルズがライブ活動を止めてレコード販売のみで勝負に出て、その結果、名作をたくさん生み出したように。