Akiyama MusicDesign

presented by 秋山公良


平均律の楽器であるギターを擬似的な純正調にしたらという仮想アルバムの第2弾。不思議なほどに澄んでいる音空間でジブリ作品の音楽をお楽しみください。


ギターはフレットが刻まれているので平均律の楽器である。しかしコンピュータの技術を駆使して擬似的に純正調の響きにしたら、そこにはどんな世界が広がっているのだろうか。誰も聴いたことのないギターの響きがここに。


春の卒業シーズンを迎えるにあたって、卒業、退職、入学、入社をイメージしたアルバム。収録曲は「ひこうき雲」「卒業写真」「春なのに」「時代」「贈る言葉」「蛍」「桜」「さくら(独唱)」「仰げば尊し」「主よ御許に近づかん」「蛍の光」の計11曲。アルカンヘル・フェルナンデスの格調高い音が春を彩る。


ギター・アンサンブル・アルマが毎年行っていたクリスマス・ギター・コンサートは2013年度からニュー・イヤー・コンサートになった。クリスマスの名曲が聴けなくなってしまって寂しいなという人に送る「あなただけのクリスマス」。耳に親しんだあの名曲を正式にレコーディングしてみた。耳に心地良いアコースティックギターサウンドをお楽しみいただけること請け合い。


ここ数年の間にヒットした女性によるポップソングをウクレレにアレンジした。引退を表明した宮崎駿監督の「風立ちぬ」テーマソング「ひこうき雲」をはじめ、AKB48の「ヘビー・ローテーション」「Everday,カチューシャ」「会いたかった」など 全11曲入りで900円。当初はNHK連続テレビ小説「あまちゃん」の挿入歌「暦の上ではディッセンバー」を収録していたが、こちらは Youtubeでノーカット一般公開 とした。


洋画、邦画を問わず、映画音楽の傑作をクラシックギターにアレンジした作品集の第2段。聴き所は「犬神家の一族」や「野獣死すべし」などの邦画曲。ギターソロでの演奏は珍しいと思う。洋画では「ニュー・シネマ・パラダイス」が二重奏で収録されている。厳密には映画音楽というわけではないが、オペラ座の怪人のつながりということでミュージカル「Love Never Dies」から2曲を選曲してみた。全13曲入りで900円。


Apple社のスティーブジョブズの名前を音名に変換し、それをモチーフとして作ったロックバラード。「星月夜」という自作のピアノソロ曲とのカップリングで、シングルとして発売。


ロックの独特なディストーション・ギター・サウンドが好きだ。しかしクラシックの優美なメロディも捨てがたい。ならばそれを一緒に楽しむことはできないのだろうか。昔から数々のミュージシャンが行っているロックとクラシックの融合。自分なりに作り上げてみた。キャッチコピーはクラシックのように美しく、ロックのように大胆に!。クラシック作品の有名なメロディ部分だけをストラトキャスターが奏でる。もちろん速弾きソロも満載!


前作がギターとピアノのアンサンブルだったのに対して、こちらは完全にギターだけのアンサンブルでJpop(歌謡曲)をアレンジしている。元になったアレンジは僕が指導しているギターアンサンブル・アルマのために書いたもの。お勧めはまるで雰囲気の違うUFO。ジャズ的な香が漂うアレンジとなっています。


クラシックギターとアコースティックピアノによるアンサンブルでJpop(というか歌謡曲)をアレンジした作品。ギターは曲によって使用している本数や種類を変えている。ギターとピアノの両方が主役というよりも、ギターの演奏にピアノが花を添えるような雰囲気に仕上げてみた。ジャケットは夏をイメージしているが、収録曲にはクリスマスイブもあり、オールシーズンに渡ってやすらぎをお届けします。


2009年5月15日発売。2008年にサンプリングしたアルカンヘル・フェルナンデスでポピュラーミュージックを作ってみた。題材は往年の映画音楽スタンダード。昔は映画音楽がどれも名曲として心に残ったものだ。特にお勧めは「シェルブールの雨傘」。なんたってこの世で自分が一番好きというくらい思い入れがある曲なんだもの。


2009年4月15日発売。オーディオCDは2枚組だが、iTunes Storeでは1枚ずつバラバラでの販売となった。これは著作権の関係から。こちらは主に近代の曲が入っているが、「悪魔の奇想曲」の歌い回しには苦労した。でも一般的な人気曲というと「カヴァティーナ」になるだろうけど。ジャケットは2007年にスペインに旅行した時にニコンの一眼レフカメラで撮影したもの。良い想い出だ。


2009年4月15日発売。2008年の夏にスペイン製ギター「アルカンヘル・フェルナンデス」をサンプリングしてオリジナル楽器として組み上げ、ようやくそれが形となった作品。クラシックギターの超有名曲が11曲収録されている。どの曲も思い入れがあるが、やはりシャコンヌ(アルバムのみ)と大聖堂がメイン。瞬発力のあるポール・ジェイコブスンに対して、アルカンヘルの乾いたコロコロっとしたサウンドは心地よい。


2008年6月下旬に発売。この年に公開される宮崎駿監督の「崖の上のポニョ」を記念して制作したアルバム。目玉としては他にもルパン三世のTV第2シリーズのオープニングテーマのジャズバージョンをギター二重奏で収録。またひと味違ったルパンを満喫できる。1枚目には収録していなかった「さんぽ」、「アシタカとサン」、「ナウシカ・レクイエム」などの他、1枚目ではナイロンストリングだった「カントリーロード」、「海の見える街」などがスティールストリングスで収録されている。


2008年5月下旬に発売。アレンジャーなら幾度となく料理したことがあるだろうビートルズの名曲の数々。今回はガットギター1本のアレンジにこだわってみた。ニューエイジ系の印象にしたかったので、わりと後期の代表曲を取り上げているが、中にはジョン・レノンの「イマジン」「ウーマン」も入っている。なるべく派手な装飾を使わず、単純ながらも美しいアレンジを心がけてみた。アルバムカバーにはイギリス国旗が使われているが、国旗に著作権はあるのか? プロデューサーの友人がイギリス大使館に問い合わせてみたところ、このような用途なら自由に使って良いとのことだった。


2007年12月に発売。お酒の席の一芸として音大生などがよくやる長調と短調の変換。しかしこれをマジメに取り組んだ人はなかなかいないようだ。このアルバムは「トルコ行進曲」「エリーゼのために」「禁じられた遊び」など超有名曲を長短逆にしていく。しかし音楽理論に基づいて機械的にひっくり返すのではなく、時にはコードを変えたり、オリジナルの部分を残したりしてバランスを取っている。長調を短調に直すと、どっかおかしいものだが、短調を長調にしたそれは、驚くほど別のタイプの名曲になっていくから不思議だ。長調の「グリーンスリーブス」の美しさには感動できるはず。


2007年10月に発売。実は昭和の時代に作られたアニメソングには名曲が驚くほど多い。それらをギターソロやウクレレソロでアレンジしようというアルバム。ターゲットは昭和30年代生まれの世代だ。宇宙戦艦ヤマトの「真赤なスカーフ」や「あしたのジョー」、タイガーマスクの「みなし孤のバラード」などはかなり入れ込んで作ってみた。曲によってクラシックギター、スティールギター、ウクレレを使い分けている。


2007年8月に発売。前作「ウクレレ J-POPコレクション」のためにサンプリングしたウクレレサウンドの仕上がりが素晴らしかったので、J-POP以外にもアルバムを制作しようということになり、再びスタジオ・ジブリの作品群に挑む。どうしてもギター版と楽曲が重複してしまうため、リズムをオリジナルとは違うスイングパターンにした曲が多くなった。これはコアな音楽ファンには楽しめるが、一般の人には原曲のイメージからかなりかけ離れてしまうかも知れないというジレンマがある。


2007年7月に発売。独自サンプリングはクラシックギター、スティールギターにとどまらず、ウクレレにもチャレンジ。ウクレレは弦の数がギターより2本少ないために打ち込みの手間はギターほどかからないのだが、鳴らすことができる和音が限られてしまう。コードのルートを大幅に省略せざるを得ないのが、逆にウクレレらしさなのかも知れない。なお、このアルバムからWavesのプラグインソフトNative Power Packを購入して、TrueVerbのプレート、マキシマイザーを活用するようになる。


2007年4月に発売。私がクラシック一筋のギタープレイヤーよりも、あらゆるジャンルの楽曲を取り上げるアレンジャーでありたいと思ったのは、もともとロックを聴いて育っており、クラシックとロックの2つの血が混ざり合っているからだ。ならばそれをもっとも理想的な形で作り上げてみたい。そんな気持ちから実現したアルバム。たとえばパコ・デ・ルシアとアル・ディメオラが二重奏で「ホテル・カリフォルニア」を演奏してくれたら...そんな思いをサウンドにしてみた。前作で使用したスティール弦のサンプリング音源が大活躍。


2006年12月に発売。初めての季節ものとしてクリスマスのスタンダードナンバーをアレンジした。山下達郎の「クリスマス・イブ」やワムの「ラスト・クリスマス」などから「ジングルベル」や「もろびとこぞりて」まで、おなじみの曲を心地よいギターサウンドで楽しむことができる。バリエーションとしてスティール弦のMartinをサンプリングしたので、「ハッピークリスマス」や「恋人がサンタクロース」で採用してみた。


2006年9月に発売。友人からiTunes Storeにデビューしてみないかと誘われて作ったセカンドアルバム。スタジオ・ジブリのアニメ映画から定番の作品をクラシックギターのソロでアレンジしたもの。とにかく懲りすぎないで、原曲のイメージを残したままシンプルな感じでアレンジするという注文だったのだが、結局はそれが良かったようだ。ルパン三世・カリオストロの城の主題歌「炎のたからもの」は一連のスタジオジブリの作品とは時期が離れているのだが、もっともダウンロード数が多いというのも興味深い。原曲の他にはあまりアレンジ作品が無いためであろう。


2006年5月に現代ギター社からCDとして発売、9月にiTunes Storeで発売されたファーストアルバム。2005年の2月に封切られた映画「オペラ座の怪人」のサウンドトラック「ラーン・トゥ・ビー・ロンリー」をクラシックギター・ソロで演奏してみたいという気持ちから始まって、結局はほとんどの代表曲をアレンジしてしまうことになった。友人、知人からの強い勧めでCDとしての発売を決意。初めて自分の所有しているギター、ポール・ジェイコブソンのサンプリング音源をLogicでプログラミングしたアルバムが世に出た。サンプリングは通常サウンド、ハーモニクス、ラスゲアードの3種類を使い、スラー奏法に関してはサンプラーEXS4のレガート機能を使って再現している。また、エフェクトもすべてLogic内で完結しており、リバーブはSpace Designerを使用している。