1月1日(水曜日)晴れ時々曇り

 
 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
さて、12月31日に録画しておいた紅白歌合戦を元旦に見てみた。これは楽しみで見るのではなく、世の流行を確認するためのお仕事である。一応KISSも出るということだし。
 当然ながらほとんどの歌手(アーティストと呼ぶようだ)は少し見ると、リモコン機能の「15秒ずつ早送り」でポンポンと飛ばされていく。関係無いコントや審査員のコメントなども15秒ずつスキップでポンポンと。その中でいくつかの歌を飛ばさずに見てみたのだが、今年の傾向が見えてきた。それは音楽軽視だ。紅白歌合戦はおそらく2000年を過ぎてから、演歌歌手がその年の持ち歌ではなく、往年のヒット曲を歌うようになった。そしてそれがどんどん演歌からポップ系のほうにも拡がって、松田聖子が独身時代のヒット曲を歌ったり、サザンオールスターズがデビュー曲を歌うようになった。完全に懐メロ大会の様相だ。

 また現代の歌はイントロは無いし、アウトロも無いし、バックの伴奏はカラオケだし、どうにも盛り上がりに欠ける。そしてこのところ多くなったのがメドレーだ。それも巧妙にアレンジして、あっと驚く展開のメドレーというわけではない。単に前の曲をフッと終わらせて次に入るだけ。そして昨年のはっきりとした特徴。歌を集中して聴かせてくれなくなった。とにかく周りが騒がしいし、歌のジャマをする。酷いのは歌のバックで胴体切断か何かのマジックをやっていたこと。もう画面の注目ポイントが歌手ではなくなっている。これは何を意味するのか。歌を1曲歌って視聴者を釘付けにすることはできないから、過去の有名な曲を飽きられないうちに、矢継ぎ早につないでいく。そしてチャンネルを変えられないようにバックで手品やけん玉をする。もはや音楽には何の力も無いということを証明してしまっているのだ。
 
 実は昨年の12月に桑田佳祐の「ひとり紅白歌合戦」というコンサートを収録したBlue rayを購入して楽しんでいる。これは長い紅白歌合戦の歴史の中で、特に有名な曲を女性の歌、男性の歌もすべて桑田佳祐ひとりで歌うという企画のライブだ。これが素晴らしい! 自分が影響を受けた歌謡曲や演歌、フォークソングを歌ってくれるのだが、どれもその歌への深い愛情が感じられる。バックももちろん生のフルバンド! おふざけの遊びもあるが、決して楽曲を破壊してしまうような事はやらない。もう、我が家は年末の紅白はこれでいいなと思う。この企画は5年くらいのスパンで3回行われており、僕が購入したのはそのセット版。だから3年分を楽しめるわけ。

1月6日(月曜日)晴れ時々曇り

 
 「ジャズがなぜ衰退したのか」というキーワードでググっていると、面白そうな電子書籍を見つけた。「ジャズに人が集まらない理由」というタイトルで、クラシックギタリストでも思い当たることがいくつも書いてある。その中で「ライブが流れ作業になっている」というのがあった。これは僕も昔経験したことがある。プロミュージシャンは雇われた仕事をする時に、そつなくこなす。その代わりに全身全霊で演奏する事はあまり無いかも知れないと思った。返ってアマチュアのほうがその曲を熱心に練習し、一生懸命に演奏する。その熱意が聞いている人に届いた時に、人々は感動するとも言える。
 なぜ流れ作業になってしまうのか。それは桁違いに音楽対応能力が高く、楽譜に書いてあるコードネームを見るだけで、どんなアドリブでもできるからだ。だからジャズミュージシャンは簡単な打合せはしても、リハーサルはしない。もしリハーサルを頼むと、自分の能力を疑われていると思って不機嫌になり、どうしてもというのなら、リハの拘束時間分のギャラを要求されるという。分かるな、その流れ。
 クラシックギターの世界で言うと、楽器を器用に弾ける人は楽曲を長時間練習して手の内に収める必要が無い。逆に不器用な人は何度も何度も練習し、楽曲の構成を理解して暗譜し、最上の表現をしようと勤める。どちらが良いとも言えない。難しい問題だ。

1月9日(木曜日)晴れ

 
 正月明けにMacProをポチった。もちろん巷で話題の特盛り600万円コースなわけはない。あれは8K動画を編集する会社が欲しがるものであって、一般的なHD動画とLogicの音楽作りなら小盛りでOK。ただストレージは欲しい。内蔵SSDの他に、4台の8TB HDを内蔵できるモジュールを購入。これはMacProに装着されて送られてくるのではなく、別々に配送され、自分で増設するらしい。まあ、本体はまだあと10日くらい経たないと来ないので、内蔵HDモジュールが先に到着しても、手も足も出ないのである。

1月14日(火曜日)曇り時々晴れ

 
 予定よりも3日早くMacProが到着。ヤマト運輸ではなくDHLだった。もういくつも開封動画をYoutubeで見ていたので、重さや大きさは驚かないものの、やっぱり威圧感が凄い。外側の運送用段ボールを開け、内包されている白い化粧箱を出し、その箱の上部を上下真っ二つに分断するようにパコっと開けて、本体を取り出す。よく考えられて作られている。
 まずは現在使用中のLGのモニタに接続して初期不良ではないかを確かめる。メモリやSSDも問題無いようなので、一度電源を落とし、外側のアルミのカバーを上からスポット外してスケルトンにし、すでに配送されていた32TBのハードディスクシステムをガチャッとはめ込む。このハードディスクは完了した仕事のデータや、動画データなどをガンガン保存する予定。実はこのハードディスクはタイムマシーンとしては使わないほうが良いとのことなので、別に注文した8TBのハードディスクを写真の左上の部分に組み込む予定。
 現在は4TBくらいあるこれまでのデータをどんどんコピー中。

1月19日(日曜日)晴れ

 
 右の写真が何なのか、すぐに分かる人はかなり熱心なMacユーザーであろう。この工業製品は液晶モニタのスタンドだ。昨年の夏に発表されたApple Pro Display XDRというモニタ専用のスタンドなのだ。モニタ自体も高価なのだが、このスタンドも約10万円という値が付いたことで、ネットでは「相変わらず高飛車な商売だ」と散々に揶揄された。しかし、Pro Display XDRを買う以上は、まさか壁に立てかけて使うわけにもいかず、やむを得ず購入するしかない。僕も喜んでとは言えない気分でセット購入してみた。
 すると、モニタは2月にならないと発送されないのに、スタンドだけが先走って出荷。我が家に届いたというわけ。箱から出して触ってみると、10万円という値付けもちょっと納得する所がある。ものすごく重くてしっかりした作りだ。黒丸の所にモニタを取り付けるのだが、接続は磁力のみ。モニタを近づけると磁石の力でガクンと吸い付くらしい。またこのスタンドはモニタを90度回転させられるピボットにも対応している。なるほど、開発費を加えて、プロ御用達価格にするとそうなるのか。
 MacPro本体のほうは現在LGのモニタに接続した状態で好調に動作してくれている。1世代前の黒い骨壺型MacProでは、楽譜ソフトSibeliusにおいて、手のひらツールで画面をグイグイドラッグするときに、どうにも画面表示がひっかかるように重たかったのだが、おかげでスイスイとストレスなく動いてくれる。そうそう、そうじゃなきゃな。

1月25日(土曜日)曇り


 昨年3月に導入したアコースティックピアノの完全調整と古典調律を行った。昨年の7月に予約してあったのだが、最近はもう一部でピッチが気持ち悪いくらい狂ってきて限界だったので、待ちに待った調律師さんの登場であった。完全調整というのは、鍵盤の動きの滑らかさ、遊びの調整など。写真では鍵盤をすべて取り外して、シーソーのように動かすピンの部分に特別製のオイルを塗っている所。調律と合わせて、朝の9時半から夕方の6時過ぎまでかかる。いろいろと説明してくれるので、こちらも興味津々。それにしても職人さんの仕事って見ていて飽きないな。もちろん調整の終わったピアノのタッチはとっても快適。
 帰り際に「永続的に古典調律のベルクマイスターを採用しているピアノというのは珍しいので、今後ピアノの状態がどうなっていくのか、私自身も関心があるんです」とおっしゃっていた。僕はもう平均律に戻す事は無いと思うので、2年後、3年後がどうなるのか楽しみではある。

1月27日(月曜日)曇りのち雨のち雪


 MacProと一緒に注文していたPro Display XDRが届いたので、セッティングしてみた。やはり大きいのでパソコン机の天板を外す必要があった。となると、天板の上に設置していたスピーカーやらパワーデストリビュータなどを別の場所に設置しなければならなくなった。結構大仕事になったが、なんとかまとまってくれたかな。
 僕が選んだのは画面がマットなナノテクスチャー仕様(いわゆるノングレア)ではなく、標準ガラス(グレア)のほう。価格が安いというよりも、僕はどうしてもノングレアの特徴である、白やグレーで表示される部分の虹色の滲みが嫌いだから。幸いにも設置している場所はそれほど日の光も邪魔にならないし。
 性能的には素晴らしい。画面の端から端まで安定しているし、広大な画面の中をSibeliusやLogic Pro X、Final Cut Pro Xがスイスイと動いてくれる。そういえば、今から20年近く前は液晶パネルというのはドット欠けという製品も世に出回った。一つ一つの光の中で、どっか一つが白い光が消えない、もしくは黒いままで光がつかないという不具合だ。これは不良品としては扱ってもらえず、もしもドット欠け製品に当たってしまったら諦めるしかなかった。いまではドット一つ一つの大きさが小さくなって、しかも老眼も進んでいるので、ドット欠けがあっても気がつかないのか。それとも、ドット欠けなんていうのは今の先端技術では、もう生じなくなったのか。どっちだろう?」

2月2日(日曜日)晴れ

 この2週間ほどは、新型コロナウイルスによる肺炎のニュースばかりが報道される。どの報道を見ても、感染者がこんなにも増えている。感染者差別が始まっているなどなど、人の不安を煽るものばかり。肝心なことはほとんど報道されない。その肝心な事とは・・・死者がほとんどが高齢者だということ(つまり殺傷能力は今のところはあまり大きくないのか?)、快方に向かった患者のインタビュー、そしてなぜ武漢という場所から発生したのか。つまり武漢という場所には何があるのか。
 テレビのニュースでは言わないが、武漢には国立の病原体研究機関があるらしい(もちろん、この目で見たわけじゃなく、ネットの情報)。なおかつ武漢からの帰国支援をした日本の内閣官房職員が飛び降り自殺したという(もちろん遺書は見つかっていない)。
 これだけの情報を与えられて、今回のウイルスが突然変異して自然発生したと信じる人がどれだけいるのだろうかね。僕は・・・おっと誰か来たようだ。

2月10日(日曜日)晴れ


 金曜日から福山のギタリストが遊びに来ている。金曜日はポールガルプレイスの8弦ギターによる演奏会を鑑賞。土曜日は我が家で二重奏の練習。夜は大塚の鳥貴族で飲んで、その後バルでワインを楽しむ。
 そして10日の日曜日は横浜へ足を伸ばして、中華を楽しむ。実は1年前に横浜中華街でハズレのお店に入ってしまい、ガッカリした想い出があるので、今回はあらかじめサックスの先生にお勧めのお店を聞いておいて、予約してからGO。お店は「同發別館」。いや〜、ここは美味しい。北京ダッグ(写真)、酢豚、炒飯、どれも高級中華のなんとも言えない味だ。このお店は是非また来たいもの。

2月15日(土曜日)晴れ

 3月にサックスアンサンブルとしてライブに参加すべく、テナーサックスを練習している。演奏するのは3曲。「ピンク・パンサーのテーマ」、「ワンノート・サンバ」、そして「LOVE」。そのうち、ピンクパンサーでは途中でソロを担当する(僕一人ではなくソロを取るのは8人もいる!)。何も上手いからソロを吹くというよりも、教室の発表会だから、まあまあ吹ける人は、どれかの曲でなにがしかのソロを吹くのだ。そういうレベルだから本当のアドリブではなく、もちろん書き譜である。大抵は先生が参考譜を渡してくれて、それをより簡単にして演奏するという感じ。でも僕は全くのアマチュアではないので、自分の吹くアドリブは自分で作りたい。これがなかなか難しい。ジャンルはアドリブなのだから、テンションノートを吹かないとジャズに聞こえない。ナインスは当たり前、ブルーノート当たり前。フラットナインスもOK。クラシックの作曲では対位法の考え方から非和声音からの跳躍は大抵は避けるのだが、それをやると、ジャズでは返ってダサく聞こえるから不思議だ。何度も何度も自分の書き譜を作り直している。ようやくversion15くらいで納得が行くアドリブになったような気がする。今週先生に見てもらおう。